協会のご案内

会長あいさつ

 この度、(一社)広島県建築士事務所協会会長に就任しました豊田隆雄です。これまでの歴代会長が推進してこられた魅力ある協会づくりに向けて、微力ながら尽力してまいる所存でございます。どうかよろしくお願いします。

 当協会は、昭和23年に設立後、広島の復興の一躍を担った広島建築家クラブを母体とし、70年以上にわたって広島の豊かな建築文化の創造に貢献して参りました。平成20年からは建築士法に基づく法定団体として、建築士事務所の業務の適正な運営と健全な発展及び建築士事務所の開設者に設計等を委託する建築主の利益の保護を図り、建築物の質の向上に努めております。これもひとえに会員の皆様、建築士事務所の皆様、行政及び関係団体の皆様のご指導とご支援の賜物であると感謝申し上げます。

 さて、毎年のように頻発する風水害や30年以内発生確率70~80%といわれている南海トラフ地震等に対して、生命財産を守るため建築物の安全安心の確保は欠かすことができません。さらに、地球環境保全や快適な住環境のため建築物の省エネ化を更に加速する必要があります。そして、近年、増加する空き家については大きな社会問題となっています。これらの諸課題に対し、建築士事務所の団体という立場を活かし、行政や関係団体と連携しながら取り組んでまいります。このような形で建築物の安全安心に取り組むことで建築設計・工事監理のプロフェッショナル集団としての社会的役割を果たしてまいります。

 また、近年、働き方改革が推進される中、建築士事務所を取り巻く状況も例外ではありません。業務環境の改善、次世代への継承など課題が山積しています。これらの課題は一朝一夕に解決できるものではありませんが、協会として、有益な情報の提供や、国・県などの関係機関への要望などをとおして業界の健全な発展に努めてまいります。

 また、会員の皆様にとって、これまで以上に協会の存在を身近に感じていただけるよう、有益で魅力ある協会づくりを目指してまいります。

 これからも、皆様方のご指導ご支援をよろしく申し上げます。